第3回 チモイ窯の器の魅力 ー和どころ みやざわ様ー
2025.05.29
第3回 チモイ窯の器の魅力 ー和どころ みやざわ様ー

目次:チモイ窯の器の魅力
第1回 チモイ窯の器
第2回 チモイ窯を訪ねて
第3回 和どころ みやざわ様
第4回 LAMP様
第5回 和の食いがらし様
「和どころ みやざわ」宮澤さんが選んだチモイ窯
器は料理の引き立て役に過ぎない、と思う方もいるかもしれません。しかし、益子の窯元・チモイ窯の青木瑞晃さんが生み出す器は、それ自体が人と人、店とお客様を結ぶものです。今回は、そんな器が結んだ縁の一つである瑞江の和食店『和どころ みやざわ』様を訪ねました。
チモイ窯との出会いは5、6年前に遡る

チモイ窯の器との出会いは、瑞江のカレー店『LAMP』の藤森さんが、チモイ窯の青木由美さんを連れてきてくれたのがきっかけだったといいます。
宮澤
藤森さんが『LAMP』を出店する際にお店に来てくれたんです。そこから交流が始まって。私たちも藤森さんのお店に行くようになり、使われている器を目にしました。藤森さんはお若いのに器のことを本当によく知っていて、その知識はほんとにすごいんです。そんな中、藤森さんがチモイ窯の由美さんを連れてきてくれたんです。
すぐには購入できなかった
折峰
そこですぐに購入したんですか。
宮澤
すぐには購入できませんでした。迷ってたんです。新規で開店するならともかく、今ある器との入れ替えをしていかなければいけないじゃないですか。宴会などのことも考えると、もちろん一脚でなく何脚も購入することになるわけで…。
折峰
確かにそれはそうですよね
「和の食いがらし」さんで決意が固まる
宮澤
迷いながら、チモイさんの器を使っている料理屋さんを徹底的に自分で調べあげたんです。そうしたら恵比寿の「和の食いがらし」さんが使っていることがわかって、大将と二人で食べに行くことにしたんです。
折峰
使っている店を教えてもらったんじゃなくてご自分でですか
宮澤
そうです。ネットでたくさん調べて
折峰
それはすごいですね…。それで五十嵐さんのとこに行ったわけですね。
宮澤
そうです。五十嵐さんの料理は、それはもうほんとに美味しいし、盛り付けが素晴らしくて夢の国にいるようでした。大きなお皿の上にまたお皿を乗せたりしていて。いがらしさんでのチモイさんの器の使い方を見て『器でもっとお客様に喜んでもらうことができるかもしれない、ひとつの武器になるかもしれない』と思って。それで、チモイさんの器を選ぶ決意が固まったんです。

それからお二人は益子のチモイ窯に出向き、その場にあるものを買ったりその寸法違いを依頼し始めたそうです。
お客様に嬉しい反応があった
宮澤
そもそもうちの大将は料理に飾りをつけることを得意としません。だからこそ瑞晃さんの器に頼れると思ってます。瑞晃さんの器を使うようになって、こちらもより自信を持ってお客様のもとへご提供できるんです。
折峰
お客様の反応はどうでしたか。
宮澤
お客様の中には器に興味がある方も多くて、中にはまるでお茶席で器を見るかのようにチモイさんの器を手にとってまじまじと見たりする方もいれば、「この器すごく重いね」と反応があったり、そんな器のことがきっかけで話が弾んだりするんです。
コロナ禍を通じて店とお客様との在り方を見つめ直した。
折峰
お店のホームページを見ると予約が埋まっててすごいなあと思ってみてたんです。
宮澤
実は、私たち、コロナ禍を経験して反省したんです。夫婦二人でやっているのもあってコロナ前からお客様を待たせることも多かったんです。そこにコロナがきて、客数を絞らざるを得なくなったじゃないですか。こう言うと怒られてしまうかもしれませんが、逆に良かったんです。それまでできてなかったお客様とのコミュニケーションがたくさん取れて。それがあって今も少し人数を絞って営業しているんです。
チモイ窯の器はとにかく肉厚でオブジェにもなる



宮澤
わたしのチモイさんの器の印象はとにかく肉厚ってことです。持ち手がぼてっと大きかったり。器によっては置き場所に困ることもあるんですよね(笑)。でも、オブジェとしてもとても良いんですよ。カウンターに出しておいてもサマになるんです。
折峰
たしかにそうですね!これがあるのとないでは雰囲気が違ってきますね。
花器や行燈としても

花器。料理の器と同じく、とても有機的な存在感のあるものになっていました。

入り口には、蚊取り線香用の器がありました。
宮澤
こちらもご覧になってください。
お手洗いにも案内され飾ってある花器を見せていただいた。
宮澤
由美さんが『みやざわさんの店のお手洗いにはこれがぴったりだと思う』とおすすめしてくれたんです(笑)

お話を聞かせて頂き、お店を見せてもらう中、あちらこちらに見えるみやざわさんのセンス。




折峰
これはすごい迫力ですね。
宮澤
お客様で、谷町の方が近くにいらっしゃるんですが、いろんな方に見ていただきたいとの意向で飾らせていただいています。大きなものと聞いていたので、うちに入ればぜひ、ということになったんですが、持ってきていただいたら、なんとピッタリ収まったんです(笑)
歴代の横綱が一堂に介したまたとない場面での色紙ですね。もうほとんどの方が亡くなっていますからね…。
折峰
これはファンにはたまらないものですね。
宮澤
そういう方もいらっしゃいます。目の前のカウンターに座って涙しながらお酒を飲まれてたり…。
折峰
ああ、そんな話いいですねえ。宮澤さんの温かさがお店のあちらこちらに感じられて、本当に落ち着きます。きっと常連さんもこの感じを求めていらっしゃるんですね。
今日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
宮澤
こんなとりとめもない話になってしまいましたが…(笑)。
折峰
いえもう本当にいい話が聞けてあったかい気持ちになりました。ありがとうございました。
人柄、調度品、そして器が紡ぐ温もり
お二人のお話を伺いながら、その人柄からにじみ出る温かさを感じました。そして店内のあちらこちらに飾られた小物や調度品が醸し出す雰囲気は、心地よく、どこかほっとする温もりに満ちています。多くの常連さんに愛され、予約が取れない理由が自然と伝わってきました。店内にあるチモイ窯の器は、力強さと柔らかさが調和し、「和どころ みやざわ」の空間をつくる上で欠かせない存在であることを感じました。
今回お話を伺った宮澤さんのお店「和どころ みやざわ」様
和どころ みやざわ
次回予告
第4回 LAMP様
「和どころ みやざわ」様とチモイ窯をつなぐ、もう一つの重要な縁。それは瑞江にあるカレー店『LUMP』の藤森さんでした。次回は、藤森さんがどのようにチモイ窯と出会い、その魅力を感じているのかをお届けします。
目次:チモイ窯の器の魅力
第1回 チモイ窯の器
第2回 チモイ窯を訪ねて
第3回 和どころ みやざわ様
第4回 LAMP様
第5回 和の食いがらし様
器についてのお問い合わせ
チモイ窯
〒321-4212
栃木県芳賀郡益子町上大羽2170
Tel:0285-72-8125
E-mail:chimoistore@gmail.com
Webサイト:https://chimoi2000.wixsite.com/chimoi-gama/chimoi-gama
オンラインショップ:https://chimoi.stores.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/chimoigama/
折峰本社で展示しています
「第1回 チモイ窯の器」の記事でご紹介した器は、5月19日(月)より折峰の本社にて展示しております。ぜひ実物をご覧ください。
※折峰では販売はしておりません。ご購入の際はチモイ窯から直接お買い求めください。
※お越しになる際は事前にお電話でご予約をお願いいたします。
折峰本社
〒135-0005
東京都江東区新大橋1-5-10
Tel:03-3633-1207
月~金:9:00-16:00 (祝日は休業)
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