事例紹介 - 2018.08.10 FRI

【決定編】パッケージ提案。和の食 いがらし様の青柚子水ようかん

和の食いがらし様の青柚子水ようかんのパッケージ提案後編です。


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前回ほぼ決まってきた資材。

今回は前回からさらにアップデートさせ見積り、発注ロットまでを決めるべく伺いました。今回も五十嵐様、デザイナー石田、弊社より若旅の三者での打合せ。


◎今回の提案内容

  1. 掛け紙の本紙での色校
  2. 商品札の本紙での色校
  3. 説明紙の本紙での色校
  4. 中パック3個入、4個入の見極め
  5. 新しいゴムの提案
  6. 付属させるスプーンと袋提案
  7. 外PP袋提案
  8. PP袋を止める要冷蔵シール提案
  9. 保冷剤と保冷剤袋の提案
  10. 紙手提げの提案
  11. 全体のロット数と見積り提案


  1. 掛紙は簀の目和紙の裏刷りで前回より濃いめにしたものを提案
  2. 商品札は竹はだ110kgで自然色の和紙のような質感を提案
  3. 箱の中に入れる商品説明紙は前回同様トレーシングペーパーでコピーを整えました。
  4. 中の個包装パックは白に決め、予め五十嵐さまに3個入り、4個入に中身を詰めていただいておいた。
  5. 新しい色目のゴムを提案
  6. プラの透明スプーン、木のスプーン、wasaraの竹スプーンの3つを提案。口当たりも含め検討。さらにそれを入れるラミネート和紙袋も提案。
  7. 全体を覆い汁漏れを完全に防ぐPP袋は前回より柔らかめなものでサイズも調整。
  8. PP袋を止めるシールとして「要冷蔵」のシールを色、書体など合わせて9パターンから選定。
  9. 保冷剤サイズと濡れないように保冷剤を包む不織布の袋を提案。
  10. 手提げ袋として不織布貼りの保冷小判抜きバック、表面マットPPの紙手提げの2種類、大きさ色も合わせ6種類から選定。
  11. 実際の使い方や在庫場所、現実的な個数/月を相談しながら複数の見積りを提案。 

中パック:3個入り、4個入り

説明紙:2パターン

スプーン:木とプラと。

実際に食べてみて口当たりなどを確認。

スプーンを入れる和紙ラミネート袋

PP袋はお客様が裏返すことのないように上で要冷蔵シールで留めます。

不織布貼りの保冷剤もありますが、見た目の良さで不織布袋に入れたものをご提案。濡れなければ入れたまま凍らすことが可能。

決定案がこちらになります。

手提げは紺色のマットPPのものを選定。オリジナルも考えましたが在庫場所やロットから今回は既製品でのご提案。この他に写真にはありませんが、不織布貼りの保冷袋も提案しました。 

五十嵐様にもとても喜んでいただけました。最初の訪問から2ヶ月弱。初回から2回目はおせち準備などで若干間が空きましたが、正味1ヶ月ほどのやりとりでここまで出来上がりました。


弊社は特に、料理屋さんのブランド力を上げるための、お土産やお弁当作りのお手伝いを、と考えています。基本的に「こうなら売れる」「こうならメディアが取り上げるんじゃないか」ということは考えていませんし、正直なところあまり得意ではありません。なぜなら、当然利益は大事です、しかし料理屋さんが何のために忙しい中お土産を作っているかと考えると、やっぱりお客様の喜ぶ顔がみたい、美味しかったよまた来るね。と言ってもらうことを励みに、一生懸命に料理やお土産をお作りになられていると私達は思うからです。メディアなどに取り上げて頂くことは悪くはないのでしょうが、一時的に売上が上がる事は求めていないと考えております。

そのような考え方に基づいて、お店のお得意様にどうしたらより喜んでいただけるか、ということにフォーカスしてお客様と相談しながらご提案します。

さらに弊社の強みとしては事例が多くありますので、必要な商品を多数在庫している点もあります。

全て別注品になればお金も在庫場所もかかりますが、弊社の在庫商品をお使い頂くことで、別注品のコストを抑えることができます。

まずは少しの別注商品で小ロットのお土産、お弁当ができる。お店がトライ&エラーを繰り返すことができ、初期費用を抑える事でもお役に立てると考えております。


三者で作るクオリティとスピード

必要に応じてデザイナーに入ってもらうことも多くあります。

お客様、デザイナー、弊社との三者での打合せはクオリティもスピードも上がります。

お客様とデザイナーだけでは別注だらけになりやすい、そこに弊社が加わることで提案を現実的なものにしていくことができると思っています。