事例紹介 - 2018.08.03 FRI

【中編】パッケージ提案。和の食 いがらし様の青柚子水ようかん

恵比寿 和の食いがらし様の青柚子水ようかんのパッケージ提案中編です。

今回のメンバーは、店主の五十嵐様、デザイナー石田、弊社より若旅の三者での打ち合わせとなりました。

前編記事はこちら。


前回の懸念点をまとめ、2回目のミーティングを行いました。

目指したのは、機能性プラス名物にふさわしい高級感と王道感。

今回の商品は、コース料理のお土産としてご提供されることが検討されているので、

ターゲットとして意識したのはお土産をお召し上がりになるであろうお店に来た方のご家族や、パートナーの方々。 

【提案内容】

  • 木の折→紙のインロー仕様の貼箱
  • 金の中トレー→汁漏れを防ぐため嵌合性の良いパックにし、食べやすいよう個包装として2つに分けた。
  • 中に薄い和紙で包み高級感と奥ゆかしさを出した。
  • 商品の説明を入れた。
  • 掛け紙、商品札で高級感と王道感を演出
  • 最後にPP袋に入れることで完全に汁漏れを防ぐ。 

[貼箱]

3パターン

いがらし様のテーマカラーの紺を意識して、鮮やかなブルーのもの。

薄い灰色、薄い水色の風合いと素材感のある紙で貼ったもの。


*紙の貼箱にして狙いたかったもの。

1.付随した細かいパーツが増えるため高級感と価格とのバランスから木箱よりも価格を抑えたい。

2.紙のインロー型にする事で汁漏れした場合少しでも水分を吸う効果。

*約30ccの水を入れても内箱がしっかり水分を吸収してヨレヨレ感はありますが、

箱の外側は少ししっとりするくらいで漏れることはないと検証済み。


[中に敷いた和紙]

在庫品の薄い白和紙


[商品説明の紙]

トレーシングペーパー87.5kg

家紋とロゴを使いレイアウト。

今回はダミーでの商品テキスト。 


[掛け紙]

奉書紙

2パターン

一つは青柚子が散らばったパターン柄。

もう一つはいがらし様の家紋をモチーフにレイアウトしたストレートなデザインのもの。

[商品札]

簀の目和紙

2パターン

白、紺の大きさ違い

[ゴム]

色合いを見ながら何種類かご提案。 

五十嵐様にも満足をいただけました。

かなりゴールに近くなって来ました。


【完成度を上げるために】

水ようかんを2つの個包装にしたが、改めて食べる側に立って考えると、1個を一人で食べるには量が多いのではないか。

→箱の大きさは変えず、1パックが適量になるよう2個→3個の個包装にしよう。

→お召し上がりになる方の手を煩わせないようにスプーンをお付けするか検討する。


今回のものをほぼベースに来週またお伺いすることになりました。次回は商品コピー、掛け紙、商品札の紙の選定、色の出方、全体の見積りを含めて完成させたいと思います。


というわけでこのシリーズは完成間近で、後編へ続きます。次回パッケージが完成した、投稿をぜひお楽しみに。