新商品 - 2018.06.05 TUE

寿司の折箱(寿司折)の紹介

江戸前、築地で営業を始めた弊社では、寿司の折箱(寿司折)を豊富に取り揃えております。ずらさないようにきっちり浅めのものから、軍艦に合わせた深めの折箱。また、太巻き、恵方巻き、ちらし寿司用の折箱。しかも素材はプラから木製までと幅広くご用意しております。


そんな弊社の寿司の折箱の中から、今回は何点かご紹介したいと思います。


エゾ折 深型

江戸前寿司の折箱の代名詞、エゾ折深型。エゾ松でできた江戸前サイズの折箱です。適度に湿気吸い、乾くこともない。木の特性を活かした昔の人の知恵が詰まったと言える寿司の折箱です。

一口に「江戸前サイズ」と言っても何が江戸前サイズなのでしょうか。

 関西は押し寿司、関東では握りとして始まった寿司。つまり江戸前サイズの折箱とは、握り寿司に合った折箱と言えます。

具体的には握りが2貫、ちょうどよく並ぶサイズです。そして現代ではなかなか用いられない値の「1寸=30.303mm」を斜めに取ったサイズで作られており、弊社では、6寸〜尺寸(10寸)のサイズ展開で昔から展開しています。通常、寿司1人前は7寸(つまり斜め対角線が約21cm)、1.5人前は8寸(斜め対角線が約24cm)を使用される職人の方が多く見受けられます。

また、この深型は、軍艦巻きに合わせ深さ36mm。浅型は握りのみに合わせた30mmとなっており、用途に合わせ使い分けしていただけます。


黒柾

プラ(発泡)の折箱の黒柾です。

本体は彩り豊かな寿司が映える黒の板、蓋は木目の板を組み合わせ、落し蓋にすることで高級感を持たせることを狙いました。

底板はコーティングされた紙でできているので、木に比べシャリが付きにくくなっています。


竹皮折

天然の竹の皮を使っています。

竹の皮は抗菌作用、通気性があるとされており、昔からおにぎりや肉を包んだりど、パッケージとして日本人にも馴れ親しみのあるものですね。

この商品は6寸から9寸までのサイズ展開ですが、若干幅広でできており、深さもたっぷりあります。そのため小さいものはちらし寿司やお弁当のごはん用としてだけでなく、ほおづきを入れてお土産にしたりと幅広くご利用いただいております。


赤漆

まるで漆を塗ったかのような紙の板を使用しています。とても丈夫にできており、寿司が入り持った感覚もずっしりと重みがあります。落ち着いた濃いえんじ色が寿司に合い高級感もあります。


以上今回は寿司の折箱を四点ご紹介しました。


記事内で紹介した寿司の折箱